【日本文化の多様性】
1.日本文化には、気候や風土に応じた地域的多様性が存在する。
2.食文化の雑煮も地域により多様であり、もちが丸いか四角いか、もちを焼くか焼かないか、すまし汁かみそ仕立てかなど、地域による違いがある。
3.住居も地域によって多様であり、雪の多い白川郷や五箇山では、屋根を急勾配にした合掌造りが、日差しが強く台風の多い沖縄では、熱をさえぎり風に強い赤がわら屋根が、一般的である。
4.日本には、琉球文化とアイヌ文化という2つの独特な文化がある。
5.琉球文化は、琉球王国の領土であった沖縄や奄美群島の人々によって受けつがれてきた文化である。
6.沖縄では、中国や東南アジアとの歴史的交流やアメリカの影響を受けて、さまざまな文化が融合した独自の文化が形成された。
7.アイヌ文化は、北海道・サハリン・千島列島を中心に暮らしてきた、先住民族アイヌによりに受けつがれてきた文化である。
8.アイヌの人たちは、身の回りの自然などを「カムイ(神)」としてうやまう独自の文化を持ち、現在でも継承の努力が行われている。
9.日本には、戦前から日本に住んでいる在日韓国・朝鮮人・在日中国人のほか、近年増加しているブラジル人など、外国にル-ツを持つ人々が多くくらしている。
10.異なる文化を尊重し合いながら、共生することが求められている。
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