【少子高齢化の要点】
1.日本は、働くことと子育ての両立が容易でなく、結婚年齢が高くなっていることから、一人の女性が産む子供の数すなわち出生率が低下している。
2.日本は医療の発達により平均寿命がのび、世界有数の長寿国である。
3.出生率が低下し、平均寿命がのびることで、子供の数が減り、高齢者の数が増える事を、少子高齢化という。
4.2050年には、65歳以上の高齢者が人口の4割をしめると、予想されている。
5.2005年には、総人口が減少にはいり、人口減少社会になりつつある。
6.ス-パ-マ-ケットでも少子高齢化への対応をしており、例えば惣菜や精肉の少量パック販売は、子供のいない家庭や高齢者だけの家庭にとって便利な工夫である。
7.少子高齢化の結果、高齢者は年金を受給すると同時に、医療・介護保険の受給も多くなる反面、社会保障を支える15~64歳の労働力人口は減少するため、一人当たりの経済的な負担は重くなり、社会保障のあり方に影響を与えている。
8.体の不自由な高齢者向けの介護や子供の保育などを、家庭や地域内の支え合いだけに頼るのは難しくなり、公的介護サ-ビスの充実や保育所の整備など、国や地方公共団体による支援が求められている。
9.活力のある経済を保ちながら、高齢者が安心してくらせるよう、また若い世代が安心して子どもを産み育てられるように、社会全体で支援する必要がある。
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