中学生の理科で出てくる物質の溶け方の内容に用いられる、溶質・溶媒・溶液という似ている三種類の言葉について、分かりやすく解説をしております。
中学校の理科では、溶質や溶媒、溶液といった「溶ける」ことに関しての内容が出てきます。これらの言葉にはすべて「溶」という漢字が使われていますから、ちょっと混乱してしまいがちです。それぞれの言葉の意味をきちんと理解すれば、問題を解く際にも迷わなくて済むようになります。
「3つの言葉の意味をきちんと理解しましょう」
まず、「溶質」というのは、溶けている物質、そして「溶媒」というのは溶かしている液体、最後に「溶液」というのは溶質が溶媒に溶けている液体全体のことを指します。
教科書や参考書などでは、図で説明されていることも多いので、文字だけではなく視覚的なイメージがあればより一層頭に入りやすいかと思います。
「イメージしやすい例」
ここで、一つ例を挙げてみますと、食塩を水に溶かした「食塩水」の場合には、溶質=食塩、溶媒=水、溶液=食塩水となります。
実験で使用するような難しい物質や液体の名前ですとなかなかイメージとして掴みづらいのですが、普段から日常的に存在するような物でイメージしてみると、非常に分かりやすくなるでしょう。
食塩の部分を砂糖に変えて考えると、溶質が砂糖、溶媒は同様に水、そして溶液が砂糖水になります。
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